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田舎の動物病院でしか得られない3つの経験

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①「多様な獣医療」を提供できるようになる

「都会に行かないと良い獣医療に触れられない」とつい思いがちではないでしょうか?

事実、都会では二次診療施設が多く、CT・MRIなどの高度な画像診断、心臓の外科手術、白内障や人工関節の手術、などそれぞれの分野の花形となる治療を提供する施設があります。

しかし、皆さんのような獣医学生が数年後に獣医師になった際に、それらは必要となる知識でしょうか?
身につけなければならない技術でしょうか?

私はこう思います。
「小動物臨床に従事している獣医師は多様な病気を知り、それをどれだけ多く治療しているかが重要である」

具体的には、田舎と比べると都会に屋外飼育の猫はとても少なく、猫エイズや白血病といった感染症や原虫や線虫、ノミやダニなどの寄生虫疾患などはあまり見ることがありません。
また、都会では小型犬の室内飼育がほとんどであり、大型犬に多い股関節形成不全や拡張型心筋症、大型犬に多い犬種特異的な疾患にも出会うことが格段に少ないです。

一方、田舎にない病気はありません。今でもフィラリア症による心臓病を持っている犬も散見されます。

強いて言えば、ストレス環境下での飼育が少ないので、異物摂取によるトラブルは少ないように思います。

他にもちろん、目の病気、消化器疾患、整形疾患、何でもあります。

田舎の動物病院も一生懸命勉強している院長先生のもとで従事すれば正しい獣医療を身につけることが可能です。

 

新米獣医さんは最初の3年間が知識を吸収できるとても大切な時間です。

その時間でどれだけ多くの病気を経験・治療できるかが今後の成長の鍵と考えます。

そして、ジェネラリストとしての知識を得た上でスペシャリストを目指すことをお勧めします。

動物は複数の病気を罹患して来院することも多く、専門外の病気が絡んでいる時にも対応ができます。

​②アグレッシブな治療は「田舎だからこそ」できる

現在、都会では「動物病院の二極化」がより目立ってきています。

具体的には、予防手術などの小手術が中心となる個人病院と、より複雑な手術が中心となる二次診療施設に分かれ、これは手術のリスクや施設の兼ね合いによる要因が大きいと言われています。

 

個人病院に就職した場合、予防手術まではできるようになるでしょう。
二次診療施設に就職した場合、複雑な手術を執刀させてもらうまでにかなりの時間が必要でしょう。

一方田舎では、近くに二次診療施設がないため、多様な手術技術を必要とします。
また、適度な愛情で動物と接している飼い主さんが多いため、飼い主さんとのコミュニケーションは比較的取りやすい環境にあると思います

そういった環境下で、正しい外科医のもとで若いうちにどれだけ多くの手術を執刀するかが良い外科医になるための近道と考えています。

​③遠いようで意外と近い?セミナーは「ボーダレス時代」へ

新米獣医さんは最初から現場で必要な知識は最低限しか持ち合わせていません。

昼間は診療し、仕事終わりや休日にセミナーなどに参加をしています。

都心では毎週のように様々なセミナーが開催されており、それらに参加して正しい知識を得ることはとても重要です。
質の高いセミナーなどは都心に集中しているということは事実です。

田舎から毎週都心に通い、セミナーに参加するのは難しいことかもしれません。

しかし、現在ではWebでのセミナー配信も多く、地理的制約にとらわれず系統的な知識を得ることができます。
また学会などは、動物病院の方針によってはしっかり休みを取って勉強ができる環境にしています。

セミナーで得た知識は、臨床の現場で活かすものです。

いくら知識があっても診療の数をこなしていないと意味がありません。

バランス次第ですが、診療で悩んだものをセミナーで解決するという流れのほうがより理解・納得のいく勉強法になると思います。

「真の獣医療」を伏見動物病院で経験しよう!

​田舎にしかない真の獣医療が、伏見動物病院にはあります。
当院のホームページをじっくりとご覧になってください。その様子が少し伝わると思います。

ご興味があれば、ぜひ当院まで見学にお越しください。その様子が十分に伝わると思います。

​スタッフ一同、お待ちしています!

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